コロナウイルスの変異株、名前の由来は?
- 2021.12.16
- コロナウイルス
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少し落ち着いてきたと思ったら次から次へと現れるコロナウイルスの変異株。
最近はオミクロン株が日本でも初確認されて、じわりじわりと猛威をふるっていますね。
変異株って色々な名前がついていますが、その名前ってどうやって付けているかみなさんご存じでしょうか。
変異株はギリシャ文字からとっている
変異株は当初、最初に発見された国や地域の名前で呼んでいましたが、その国への差別が生まれてしまう事を懸念してWHOが2021年5月からギリシャ文字をあてがうようにしました。
最初はインド株や英国株などと呼んでいましたね。
ギリシャ文字は24文字あり、オミクロン株で現在15番目までうまっています。
変異株一覧
αアルファ
βベータ
γガンマ
δデルタ
εイプシロン
ζゼータ
ηイータ
θシータ
ιイオタ
κカッパ
λラムダ
μミュー
οオミクロン
耳馴染みのある物から、あまり聞いたことない変異株までたくさんありますね。
コロナの変異株で、ギリシャ文字の勉強ができてしまいます。
オミクロンが15番目なら数が合わないな、と思いますがミューとオミクロンの間には、2つのギリシャ文字が入るはずなのですが飛ばされているんです。
飛ばされたニューとクサイ
ミューとオミクロンの間には、
νニューとξクサイ
があるはずでした。
飛ばした理由について当初WHOは理由を明らかにしていませんでした。
そのため様々な憶測が飛び交い、クサイは英語で 『xi』と書くので中国の習近平国家主席の習と同じつづりになるために、中国に配慮して除外したのではないかなどと言われていました。
こうした指摘をたくさん受けてWHOは、
『ニュー』は英語の『new』と混同しやすいため、『クサイ』は一般的な名字であるために使わなかった。
と答えました。
様々な角度から配慮をしているみたいです。
オミクロン以降のギリシャ文字が残り9個で
πパイ、ρローと続き、ωオメガで最後です。
この勢いでいくとあっという間に使い切ってしまいますが、全て使い切ってしまったらどうするのでしょうか。
次の呼び方は星座を使う?
WHOの専門家が8月にインタビューを受けていて、
『次の名前として、星座の名前を使うこと検討している』
と答えています。
近い未来に、やぎ座株やてんびん座株が生まれるかもしれません。
自分の生まれの星座が使われたら、なんだか複雑な気持ちですね。
ウイルスや病気をどう呼ぶのか、人名に使われている呼び名だと差別を受けてしまうかもしれないし、地名で呼ぶとその地が風評被害にあってしまうかもしれないし、とてもデリケートな問題のようです。
いつまで続く?コロナウイルス
星座は全部で88種類あるので、それが全部うまるまで続いていたらと思うとゾッとしますね。
星座が全てうまったら次は何の名前になるか、なんて話題にのぼる日が来て欲しくないです。
コロナウイルスが出てきた当初に専門家が、マスクをしたり消毒をしたりソーシャルディスタンスをとるなどの対策は数年間は続けなければいけない未来になると思います。とテレビで言っていたのを見て、大袈裟に言い過ぎでしょ!なんて思っていたのが、まさか現実になってしまいました。
専門家の言う事は正しかったです。
収束する日がくると信じて、毎日対策をとって頑張って乗り切りましょう。
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