【レイアウトのポイント】成功の鍵となる5つのポイント
デザインにおいて情報の伝わりやすさや見た目に大きく影響する重要な要素、レイアウト。
以前こちらの記事でデザインの4原則をご紹介しましたが、今回はレイアウトを整える際に成功の鍵となる5つのポイントをご紹介します。
目線の動きに沿う
人が自然と目を動かす方向を理解することは、効果的なレイアウト設計のために不可欠です。
一般的に、人は縦書きの場合は「N型」、横書きの場合は「Z型」の動きに沿って情報を取り込みます。
例えば、横書きのデザインで重要な情報や目立たせたい要素を左上に持ってくると、その情報に目が自然と向かいやすくなります。
このように、目線の動きを理解しそれに沿ってレイアウトを整えることで、情報を効果的に伝えることができます。
余白は大切に
余白は単に「何もないスペース」と誤解されがちですが、実はデザインの非常に重要なポイントです。余白を効果的に使用することで、各要素が持つ情報が際立ち、全体の構成が明確になります。
デザイン初心者の場合、情報を端から端まで詰め込みすぎてしまうことが多いです。しかし、余白が不足すると情報過多になり、重要なポイントもその他の情報の中に埋もれてしまいます。
余白を適切に配置することで、視覚的なストレスを減らすと共に、情報にまとまりを作ったり、強調したい情報を目立ちやすくすることができます。
2分割・3分割を活用
レイアウト全体のバランスを整えるためには、画面を2分割または3分割して構成を考えることが大変有効です。
2分割の場合、レイアウトの左側に画像を、右側にテキストを配置したり、「〇〇vs〇〇」といったように対立構造を強調したいときにも効果的です。
3分割の場合、スペースの3分の2を写真で埋め、残りの箇所にテキストを配置するといった手法はポスターなどでよく見かけます。他にも、タイトルやキャッチコピーなどの強調したいテキストを三分割の真ん中に置き、左右のスペースは背景に使うといった手法もあります。
このように、画面を分割して考えることで、レイアウトのバランスを整えたり、重要な情報を視覚的に強調することができます。
行間の調整
テキストを読みやすくするには、行間を意識することが重要です。行間が狭すぎると、文字が詰まって読みづらくなります。また、行間が広すぎるとテキストを読むテンポが途切れてしまい、余計なストレスを感じやすいです。
行間は内容、フォント、フォントサイズによって適切なものが異なるため、その都度調整が必要です。特に、長い文章や複雑な内容を扱う場合は、行間を適切に設定することで、読む人がストレスなく内容を理解できるようになります。
色が持つ心理効果を活かす
色には人間に様々な感情や印象を与える心理的効果があります。例えば、赤色は情熱や興奮のイメージを、緑色はリラックスや健康のイメージを与えるなどです。
そのため、デザインにおいては自社の商材やメッセージに適した色を選ぶことが重要です。
以前、色が与える心理的効果についてご紹介した記事がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
【色彩心理学】色が与える心理的効果とは
【色彩心理学】色が与える心理的効果とは 2
さいごに
デザインの質を上げるためには、レイアウトや色に関する基本知識を押さえておくことが大切です。
レイアウトを整えることで、効果的に情報を伝えることができ、色の知識を身につけることで、同じコンテンツでも与える印象を大きく変えることができます。
以前ご紹介した、デザインの4原則や色の与える効果などの基本知識を身につけた上で、今回ご紹介した5つのポイントを活用することで、基本を押さえた分かりやすく、バランスの取れたデザインが作れるようになります。
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