抗ウイルス薬「レムデシビル」は「新型コロナウイルスから世界を守る救世主」となるか!?
新型コロナウイルスの患者数は世界で300万人を超え、世界中で治療薬の早急な開発が切望されています。
そんな中、世間を騒がせている「レムデシビル」とは何か?
端的に言ってしまえば、新型コロナウイル専用の「新薬」ではありません。
そもそも、実際に「新薬」を開発するとなれば様々な研究や試験を繰り返さなければならず、一般的にも約10年以上もの長い期間と200億円以上もの費用がかかると言われています。
そのため、現在は今ある抗ウイルス薬や開発中のたくさんの薬の中から、COVID-19に対して効果があるものはないか、と世界中で様々な「治験」が行われているのです。
コロナウイルス治療薬の候補その① <レムデシビル>
新型コロナウイルスへの効果が見られた「治療薬候補」の1つが、「レムデシビル」であり、アメリカの製薬会社「ギリアド・サイエンシズ」がエボラ出血熱用に開発している薬です。
特に中国で新型コロナウイルスに対しての治験が進み、臨床データが多く得られていることから治療薬の候補として期待がされているのです。
各国の臨床データを元に有用性と安全性が世界的に認められれば、日本でも特別に国内承認を早めるとの発表がされています。
(NHKニュース)
コロナウイルス治療薬の候補その② <アビガン>
他にも国内で候補薬として名前が挙がっている「アビガン」があります。
日本ですでに承認されている薬ではありますが、あくまでも「インフルエンザ」に対抗するための薬です。
しかも従来のインフルエンザ薬(タミフルやリレンザなど)と作用が異なるため、これまで一般の使用は許可されていませんでした。
メディアでは、実際に使用した人の声が取り上げられていますが、本当に有用性なのかどうかはまだ「治験中」であり、まだ世界的に臨床データが少ないというのが現状です。
(富士フィルム 富山化学(株)「アビガン錠に関する情報」)
本当に効くコロナウイルスの治療薬は??
このほかにも、抗HIV薬などさまざまな薬で、どうにか「新型コロナウイルス」に対抗できる薬はないかと、世界中で研究が行われています。
ということは・・・・
人類が「新型コロナウイルスの専用の薬」=救世主を発見または開発するまでには、まだまだ年月がかかるということなのですね・・・・。
でも、新型コロナウイルスに対してたくさんの「治療候補薬」が数カ月で発見されているという事実は、本当に素晴らしいことだと思います。
そうやって、寝る間も惜しんで治験や開発をされる研究者の方々に感謝をしつつ・・・
私たちは長い戦いになるということに対して、覚悟をしないといけないかもしれませんね。
私も、長期戦に備えて、今まで以上に健康に気を付けたいと思います!
「東三河・西三河で働く!」高時給な派遣求人が満載!
-
前の記事
マスクをずらさずにiPhoneのFace IDのロックを解除する方法 2020.04.29
-
次の記事
5G(第5世代移動通信システム)について 2020.04.30